今日は、買ってきてもらいたい必要なものは無いよ、と義父が言うので、手ぶらで出かけて、一緒に車でスーパーに買い物に行くことにした。
手ぶらで行けるから、何だか余裕があったから、スーパー行く前に、家の掃除を手伝う・・・掃除機かけるね、と言っていた。
こうやって、いい子ぶって、たまにお手伝いを押し売りして、感謝されるのがシアワセ。(^^;v
他に何かある?って聞いても、決してそれ以上を要求してこない。
もう87になるのに、毎日一人でご飯を作って食べ、誰の世話にもなっていない。
また来週、電話してから行く。
いつまでこのシアワセが続くかわからない。
もう少し、いい子ぶらせてもらいたい。
帰りがけに、近くの実家に顔を出すと、母はこれから友達とランチに行くという。
家からランチ場所まで徒歩15分くらい。母の足では20分以上かかるかも。
車に乗せて、駅で降ろす。
笑顔で手を振った後、車の中から、一人で杖をついて歩く母の後姿を見る。
プレゼントした赤いマフラーをした小さくなった母が、おぼつかなげに歩く後姿を見ると、支えてあげたくなる。転ばないか心配だ。 いや、でもこれから「アラウンド90歳」の楽しいランチ会なのだ。
私が子供の頃からずっと母は働いていた。おばあちゃんになっても働いていた。
今、やっと、自由に遊べる時が来ているのだ。
体は言うこときかなくなってきているかもしれないが、人生を楽しんでほしい。
