2021年09月04日

オニャティの茎(?)





オニャティ5.jpg

この前の、ヤマハハコの本の裏表紙にあった
何のことかわからない「オニャティの茎」。




同じような形で探していたら、こういうのがありました。

黒キャベツ.jpg

でも、葉がちりめんみたいになっているから
これは違うネ・・。






オニャティ0.jpg

オニャティで調べると
スペイン、バスク地方の都市がヒットする。







色々見ていたら、ついに単語が出てきた!

オニャティ4.jpg

イブン・プラトーン
(イラクのネストリウス派キリスト教徒の医者)
の「健康全書」という本に載っていたようです。

300種以上の、植物の効能?が書いてある
中世の古い本のようです。






オニャティ1.jpg

似たような葉の絵があり、そこに、やっと、
探していた単語『Caules onati』があり、
『キャベツ』となっていました。
(同じ絵での翻訳は探せなかった。)





ちょっと品種は違うと思いますが、
キャベツの仲間だろう、と言うことがわかり
多少(^^;、納得できました。










この本を読んでいたら、
この写真(裏表紙)の説明のコメントが
何と、書いてあった。(^^;




『 裏表紙 解説 大槻真一郎
【キャベツ】
「タクィヌム・サーニターティス」
(ウィーン国立図書館蔵)より 』

『英語名のキャベジが
頭という意味のラテン語カプットと
関連するように、現在は球状が普通ですが、
この絵では開いた葉の集まりです。

結球キャベツが現れるのは
9世紀ごろのイタリアから。
しかし、
これが描かれた14世紀末ごろにはまだ
一般化してなかったようです。

「この植物の王者であるキャベツをよく食べる人の
尿を保存し、これで沐浴する子は強く育つ」
とまで言ったのは、
紀元前2世紀、ローマの政治家として名高い大カトー。
農業経営の指導者としても大きな功績を残した人ですが、
このキャベツ礼賛ぶりには、少々びっくりです。

本書の効能書きでは、
「性質は温性(体を温める)で乾性(余分の水分を除く)。
便秘の苦しみから解放し、油炒めをすることによって腸にもよく、
性質が温性の人、若者に好適。
中心部の葉がレモン色の新鮮なものが良質」
としています。

最近ではキャベツの名にちなむ胃腸薬もあるようですが、
2000年以上も前から、この野菜のすばらしさが
知られていたわけです。 』



と、書かれていたのでした。
気付くの遅かった・・・。(^^;






【本の最新記事】
posted by nori at 21:17| Comment(7) | TrackBack(0) |
この記事へのコメント
noriさんの持ってるイラストの英語訳をみつけました。
Googleで日本語訳したものが、(4Aがその挿絵、4Bが次のページのレタスの説明です)
「ケール。
図4Aは、caules onatiとラベル付けされており、閉鎖された庭で成長している植物と、茎の付け根で切り取られたと思われる植物でいっぱいの日光浴を頭に抱えている男性を示しています。 作物はケール(Brassica oleraceae Acephala Group)に似ており、コールワートやコラードによく似た無頭のアブラナ科植物です。 B. oleraceaeは、タクイナムではケールとしてのみ表されますが、Mesnagier de Paris(14世紀)などの他の情報源は、この種の他の品種グループが中世後期のヨーロッパで栽培されたことを示しています(Mane、2006)。 新鮮で肉質のときに最も良いと言われているオニャティは、便秘に対して効果的であると考えられていましたが、腸に損傷を与える可能性があります。」

ケールは丸まらないキャベツの一種を指すみたいです。
リンクを次のコメントで載せますね。(ブロックされちゃうかも)
Posted by KS at 2021年09月05日 01:44
健康全書の英語説明:
Noriさんの持ってる写本と違う版だけど、内容は多分ほぼ一緒。
https://hort.purdue.edu/newcrop/janick-papers/chronica_tacuinum.pdf


健康全書のpdf:

https://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b105072169/f1.item
Posted by KS at 2021年09月05日 01:49
多分 caules onati は カウレス オナーティ と読むと思います。
ドイツ語だとキャベツはkraut クラウト、Kohl コール
スペイン語だと col コル でこれがラテン語のcaulem(茎)から来ているそうです。
フランス語 chou シュ(ークリーム: キャベツの形をしたお菓子)

オナーティの茎となるのですが、
オナーティがスペインの地名オニャティから来ているのか、または別なのか。すごくロマンがある本ですね。もう少しダメ元で調べてみます。
Noriさんの読者が勝手に楽しんで大量に書き込みしてすいません💦💦失礼しました🙇🏻♂🙇🏻♂🙇🏻♂
Posted by KS at 2021年09月05日 02:18
ケールね!ありがとう♪(^^)
caules onati は カウレス オナーティと読むのね!
たくさん調べてくれて色々見せてもらえて嬉しかったです。

https://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/yasai/0404_0404yasai.html
今は青汁に良く使われているケールは、キャベツの原種だったんだね!

https://natural-harvest.ocnk.net/product-group/32
コラードもやっぱりケールっぽい感じなんだね!

なるほど!今の私たちには、キャベツと言うより、ケールの方が馴染むわ。スッキリしました黄ハート^^


鋲の打たれた古い本の表紙の感じもまた素敵だった。

中世の絵って素敵だネ!
Posted by nori at 2021年09月05日 11:54
https://www.youtube.com/watch?v=hzt7VFDL6mw&t=7s

祥子さんが教えてくれたサイトに、アップされていた本の動画が、BGMも含めてとても面白かったです!
Posted by nori at 2021年09月05日 12:38
動画みました。
古楽の音楽ですね。素敵〜!!
Posted by KS at 2021年09月05日 13:41
(^^)(^^)💛

『古楽の音楽』って言うのね!
私、その表現、初めて知りました。

そのワードで検索すると、すごくイイ感じの
曲が聴けました。嬉しい。
Posted by nori at 2021年09月05日 13:55
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